家がない

JR代々木から徒歩で5分位のところにある小さな公園。
朝の6時ちょっと過ぎ頃だったのでやっぱり誰もいないな…と最初は思っていたのだけど、片隅のほうに古びた布団のようなものをぐるぐるに巻いた「家がない」とおぼしき人が寝ていました。

気温は6℃位だったので極寒ではないとはいえ寒いだろうな、と。

自身も以前、とある事情で冬を挟んだちょっとした期間「家がない」状況を経験したことがあるので少しだけその時のことを思い出しました。

経験は財産、なんていう言葉もありますが、しなくてもいい経験とかもあるでしょうし、また、経験の質っていうのもあるでしょうから、財産とは一概には言えないよな、なんてことをこの写真を撮っている時にちょっとだけ思ったりもしたわけですが。

まあ、財産と言うにはかなり違和感ありますが、その時の体験で気持ちの片隅に刻まれたようなことが1つあって。雨風や寒暖を防いだり和らげたりしてくれる所(家や部屋)ってやっぱり有り難いな、ってことでしょうか。変哲もないことですが。

多くの人に勧められる経験ではないけれど、もしかしたら自身には必要だった経験だったのかもしれないなって。有り難みってことにやや希薄というかいまいちピンとこないこともあるかもしれないな、自分は、って時々思ったりもするので。

MEMO
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