天然石のスナップ撮影

「天然石のスナップ撮影」というタイトルにしてみましたが、その行為が楽しいとかそういうことが趣旨ではないです。

私は鉱物や天然石の類にはあまり興味は沸かないのですが、うちの女性がそちら方面への造詣が深く、加えて長年に渡り大好きさ加減が薄れないようなので自ずと家の中には鉱物や天然石が増えていきます。

興味はさほど沸かないのですが、鉱物や天然石が増えていくこと自体は嫌いではないです。ド素人ながら家の中に自然な感じで存在するそれらを見てると(私の意思で揃えたという想いが介入されない状態でそれらを見ていると)、なんとなく綺麗だったり心惹かれたりする時もあります。なので、家の中に存在していること自体は好ましいかな、と思えたりもします。

そんなわけで、家の中に鉱物や天然石がいくつもあるのですから、時々気まぐれに写真を撮ってみようかなという気持ちにもなるのですが、これが難しいんですよね。
ここで言う写真を撮るというのは、鉱物や天然石をスナップ撮影的な感じで撮るという意味合いです。つまりスナップ撮影のようにそれらを撮るのは難しいな、と。

ちゃんとしたスタジオとまではいかなくても、ベターなライティング機材及びそのセッティングに必要な知識と、適切なマクロレンズを装着したボディを三脚に固定し撮影するということであれば、多分ですが大抵の人はそれなりの写真は撮れるんじゃないかなと思います。

でも、そこまでの手間暇をかけて写真を撮ることに対しては私はもうあまり興味がないですし面倒だなと感じているので、対象が鉱物や天然石に限らず能動的にはなれません。写真を撮るのが大好きではないということもあって面倒な撮影準備は億劫なのです。
ただ、そんな私でも、スナップ撮影程度ではあっても撮っている瞬間は諸々の雑念が吹っ飛び気が紛れることもあり、家にある鉱物や天然石も気まぐれにしろ不斗撮ってみようかなと思ったりもするわけです。

だけど、ホント難しいです。
何が難しいかというと、自分の想っていた感覚とはズレが生じやすい対象物だから、という感じでしょうか。

鉱物や天然石の種類によってはそれほどでもないのですが…。そうですね、例えば上掲の写真で言うと、主被写体は右下のターコイスなのですが、真ん中左辺りにボケて見分けにくいのですがクリオライトという天然石があるのですけど、そういう手合のを(コントラストは弱いけどそこを表現してこそというのを)主被写体にしようとすると途端に難儀するのです。
目視だとクリオライトもなんとなくいい感じかなとも思えなくもないのですが、それを写真、それも主被写体にしようとするとなかなか悩ましいのでよね。正直私には難題です。