パピーミルの息のかかったブリーダー

パピーミルの息のかかったブリーダー、もしくはパピーミルの規模を小さくしたようなミニパピーミルのようなブリーダーっているだろうな、と私は思っていたりします。

もし実在するならまあまあ良いブリーダーとパピーミルの息のかかったブリーダーとの見分けは相当困難だろうなとも。

日本ではペットショップは悪でブリーダーは良いみたいな風潮もあったりするけれど、私はその図式(ペットショップは悪、ブリーダーは良という決めつけた見方)には懐疑的だったりします。
双方に良い人たちもいれば、悪い人たちもいるでしょうからね。

先進諸外国・・・一例を挙げると数年前にオーストラリアでは「ペットショップで子犬の販売禁止法」という法律が制定されました。
日本ではこの法がクローズアップされる傾向もありますが、この法と同時に「パピーファクトリー廃止案」も可決されたわけだけど、こっちはあまりクローズアップされていないような気がします。

「パピーファクトリー廃止案」の背景には、悪徳ブリーダーがいることが認知されていて且つそれが問題視されそれを規制する民の動きがあってこそなのだろうけれど、日本ではいまいちこっち方面への規制に対しての注目度が低いんじゃないかな。

つまり、「ペットショップで子犬の販売禁止法」には注目が集まり、「パピーファクトリー廃止案」には注目度が低いってあたりで既にペットショップは悪でブリーダーは良いみたいな風潮につながっているのでは? と思うのです。

ちょっと考えてみれば分かることだけど「ペットショップで子犬の販売禁止法」のようなものが日本で成立されたとしたら、当然ブリーダーでペットを…という流れになりますよね。
だけどここが盲点なわけで。

悪い人たちは「ペットショップで子犬の販売禁止法」の類の法が制定されても容易くくぐり抜けると思いますよ。というか逆手にとって利用するって感じかな。
その一例が冒頭で触れたパピーミルの息のかかったブリーダー、もしくはパピーミルの規模を小さくしたようなミニパピーミルのようなブリーダーなわけです。

そこそこの規模のパピーミルをいくつかのグループに分けて、グループごとにブリーダーを名乗る人物をあてがうとかは如何にもありそうな感じです。
ペット販売にとりあえず必要な資格「動物取扱責任者」の取得は比較的簡単ですし、名義貸しなどは現状でもなくはないでしょうし。

まあでも、ペットの存在の意義があまり議論されない日本では「ペットショップで子犬の販売禁止法」や「パピーファクトリー廃止案」に名称だけ似たような法案が制定されたとしても、結局のところあまり変わらないんじゃないかなとも個人的には思っていたりもします。

「建前と本音」とか「臭いものに蓋」とか「みんなで渡れば怖くない」とか(他にも象徴的な言い回しがあったと思いますが失念してしまったのでこの3つしか記せませんでしたが)そういうのが土壌にある国ですから。

ええと、文中にさも日本人が嫌いみたいな表現があったりするのであなたは日本人なの? って問われるかもしれませんが、私は東京(江戸)生まれが三代以上続いたれっきとした日本人です、はい。人間嫌いな節があることは確かですが(笑)